整形手術に伴う主な副作用と対策

整形手術は容姿を改善したい人だけでなく、外傷や先天性の欠損の修復・機能回復を目的とする医療目的でも行われます。しかし、どんなに熟練した外科医が施術しても、いくつかの副作用が起こり得ます。本稿では代表的な副作用とその対処法を紹介します。

麻酔に対する反応

手術中に使用される全身麻酔や局所麻酔に対して、体が過敏に反応することがあります。覚醒が遅れる、血圧や心拍数の異常が出るなど、重篤な場合は臓器機能に影響を及ぼすこともあります。術前の問診で既往症やアレルギー歴をしっかり伝えることが重要です。

感染症

手術部位が細菌に汚染されると、術後に感染が起こります。手術室の無菌管理や術後の創部ケアが不十分だとリスクが高まります。発熱や腫れ、痛みが続く場合は早めに医師に相談しましょう。

神経障害

手術中に神経が損傷すると、感覚麻痺やしびれが生じることがあります。特に顔面や胸部の手術で起こりやすく、回復まで数週間から数か月かかることもあります。

血腫・血液のたまり(血腫)

組織を切除した部位に血液がたまる「血腫(血清腫)」が起こることがあります。通常は数週間で自然に吸収されますが、1か月以上続く場合は医師の診察が必要です。

血栓

手術後の長時間の安静や血流の変化により、血栓が形成されるリスクがあります。血栓が血管内に留まると、肺塞栓や脳血栓など生命に関わる合併症を引き起こすことがあります。適切な運動や抗凝固薬の使用で予防します。

疼痛(痛み)

切開部位や皮膚を伸ばす手術では、術後に痛みが生じやすいです。痛み止めの適切な使用と、術後の安静・冷却で緩和できます。

上記の副作用は多くの場合、適切な管理と早期の対応で軽減できます。手術を受ける前に、リスクとベネフィットを医師と十分に相談しましょう。

形成外科 - 関連記事