コラーゲンの主要な供給源

コラーゲンは体内に自然に存在する繊維状タンパク質で、ヒトや動物の結合組織の約70%を構成しています。骨、皮膚、腱、靭帯、血管に構造的な支持を与えます。主な供給源は牛(牛由来)、豚(豚由来)、海洋魚の3つです。

牛由来コラーゲン

牛の皮から抽出され、滅菌・精製された後、液体状に加工されます。主に皮膚の充填剤や増量剤として美容医療に使用され、1982年にFDAの承認を受けました。効果は個人差がありますが、通常6か月から1年程度で分解されます。製品例としてZyderm I・IIは表面の傷跡治療に、Zyplastは深部への長期注入に用いられます。主なリスクはアレルギー反応や関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの結合組織疾患です。

豚由来コラーゲン

豚の皮組織から製造され、コラーゲン置換療法に利用されます。飼育は特定病原体フリー(SPF)基準で管理され、餌に動物副産物タンパク質を使用しません。全ての動物は追跡可能で、同等のSPF状態を持つ群からのみ新たに導入されます。抽出後は表皮直下に注入し、しわの改善を図ります。

海洋コラーゲン

冷水魚や海藻から得られ、注射ではなくサプリメントや外用クリームとして使用されます。体内でコラーゲン生成を促進し、欠損したコラーゲンを補うのではなく、自然な生成を支援します。加水分解海洋コラーゲンは高齢者の骨・関節健康を維持し、骨粗鬆症や変形性関節症の予防にも役立ちます。乳製品やスープ、クッキー、パスタ、パンなどに添加でき、Olay、ロレアル、エレリスなどの化粧品メーカーがクリームやカプセル化製品を販売しています。

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