感情面への影響

整形手術の感情的な影響は、身体的な副作用ほど取り上げられませんが、重要です。2004 年に『Plastic and Reconstructive Surgery』に掲載された研究によると、手術に満足できなかった患者はうつ状態や社会的孤立、家族問題、自己破壊的行動に陥ることがあります。また、米国精神医学会(APA)の報告では、整形手術を受けた人の 7〜12%が身体醜形障害(BDD)を抱えており、外見の変化に過度に執着して日常生活に支障をきたすケースが増えています。

しびれ

手術部位の一時的なしびれは一般的です。多くの整形手術では永久的なしびれは稀ですが、乳房手術の場合は永続的なしびれのリスクがやや高くなります。

血腫(セローマ)

腹部のたるみ取り手術(腹部形成術)後に、体液が溜まることがあります。これをセローマと呼び、頻繁に起こるため、外科医は手術中にドレーンを設置して予防することが一般的です。

組織壊死

手術後に一定程度の組織壊死は避けられませんが、喫煙者は血流が低下するため壊死が拡大しやすくなります。手術前の禁煙はリスク低減に重要です。

過剰出血

顔面の手術では男性の方が女性より出血が多くなる傾向があります。これは顔に毛根が多く、血管が豊富なためです。

感染症

すべての手術と同様に、整形手術にも感染リスクがあります。患者は健康であることが多いためリスクは比較的低いですが、感染が起きた場合は速やかに対処しないと拡大します。

瘢痕(傷跡)

手術後の瘢痕は避けられませんが、整形外科医は目立ちにくい部位に切開を計画したり、傷跡が最小限になるよう技術を工夫します。個人差が大きいため、過去の傷跡や皮膚の回復力を考慮して手術部位を決めます。