完全膣子宮摘出術(TVH)とは何か

手術の概要

完全膣子宮摘出術(Total Vaginal Hysterectomy, TVH)は、膣から子宮全体を摘出する手術です。子宮を支える靭帯を切断し、子宮を取り出した後、内部で縫合して傷口を閉じます。

効果

  • 月経が完全に止み、子宮がなくなるため不妊になります。
  • 子宮に関わる疾患は根本的に解消されます。
  • 多くの場合、入院は1泊で済み、仕事復帰まで数週間です。腹部手術に比べ回復が早く、外部に傷跡が残りません。

誤解されがちな点

子宮摘出術は子宮のみを取り除く手術であり、子宮頸部、卵管、卵巣を必ずしも同時に摘出するわけではありません。必要に応じて子宮頸部や卵管・卵巣を除去することはありますが、手術の定義は「子宮の除去」に限られます。また、膀胱や大腸の修復が同時に行われることもあります。

注意点・リスク

  • 全身麻酔に伴う心臓やアレルギー反応などのリスク。
  • 性機能障害や他の臓器への小さな損傷。
  • 手術部位の感染や出血。

適応と制限

以下の場合は膣子宮摘出術が適さないことがあります。

  • 子宮が極端に大きい場合。
  • 手術中に腹部を切開せざるを得ない場合。
  • 子宮癌が疑われる場合は、癌の拡散を防ぐために腹部手術が選択されることがあります。

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