小児における腺様体切除術
概要
腺様体は鼻の奥、喉の奥にあるリンパ組織です。3歳頃まで免疫機能を助けますが、5歳以降は徐々に小さくなります。拡大すると感染しやすく、耳や副鼻腔に問題を起こすことがあります。
症状
- 鼻詰まりや口呼吸、いびきが出る。
- 耳管が閉塞し、繰り返す中耳炎を引き起こす。
- 鼻声や言語障害が現れることがある。
手術
腺様体切除術は全身麻酔下で行われ、手術時間は20〜30分です。鏡とキュレットを用いて腺様体を除去し、止血は電気凝固で行います。外来手術が一般的で、手術後2時間程度の観察で退院できます。
回復
術後の痛みは軽度で、必要に応じてアセトアミノフェンで対処します。口臭は手術部位の軽い感染で10日程度続くことがありますが、食事制限はなく、通常の活動も可能です。術後約3週間で術後診察を受けます。
考慮点
腺様体は成長とともに自然に縮小するため、症状が軽減すれば手術は不要になることがあります。腺様体とともに扁桃腺が肥大している場合は、同時に扁桃摘出術が検討されます。
