細い針による吸引(FNA)の手順
細い針(25G)を用いた吸引は、医師が行う簡易的な手技で、体内の結節から液体や組織を採取します。結節は感染やがんなど様々な原因で形成され、採取したサンプルは検査に回して原因を特定します。結節が皮膚表面近くにある場合は、触診だけで位置を確認でき、特別な画像ガイドは不要です。
必要なもの
- 25ゲージ(約0.5mm)・1.5インチ(約38mm)の針
- シリンジ
- 消毒用ワイプ
- アルコール綿
- ガーゼ
- テープ
手順
患者さんをリクライニングさせ、結節部位にアクセスしやすい姿勢を取ります。指先で軽くこすり、結節の正確な位置を確認します。その後、アルコールパッドや消毒液で十分に拭き取ります。患者が強い不安を示す場合は、局所麻酔を行うことがありますが、麻酔注射自体が針刺しと同程度の痛みになるため、通常は省略します。
非支配手で結節を固定し、1.5インチの25G針付きシリンジで皮膚を通して結節内部へゆっくりと針を進めます。液体を吸引中は、患者に数秒間呼吸を止めてもらいます。
針を結節内部で前後に揺らしながら、できるだけ多くの液体や組織を吸引します。吸引が終わったら針を抜き、出血を防ぐために開口部を圧迫します。結節が消失するか、十分なサンプルが得られるまでこの操作を繰り返します。
最後の穿刺が終わったら、数分間患部を圧迫して腫れや出血を抑えます。その後、ガーゼとテープで傷口を覆います。
