整形外科医が使用する手術器具の種類

骨用器具

骨を切断または除去するための器具で、股関節や四肢の骨切除に使用されます。ほとんどは電動ツールですが、手動のものもあります。例えば、ストレートハンドソーや「ギリソー」は、ハンドルに取り付けられた歯のついた長いワイヤで、下腿骨の切断に用いられます。大型のワイヤーカッターのような形状の骨切断器具もあり、背部手術では小さな骨をかみ砕く「ロンジアー」が使用されます。自動ドリルはピン、プレート、スクリューの設置に使用され、ペンチ、ドライバー、ハンマー、キュレットなどの手工具で骨表面を削ります。

組織用器具

一般的な手術トレイに含まれるクランプ、はさみ、リトラクターは整形外科手術でも使用されます。クランプは血管止血に、はさみは組織やワイヤーの切断に、リトラクターは筋肉組織を押し開いて手術部位を確保します。

微小手術器具

顕微鏡下で行う手の微小手術でも、同様の器具が使用されます。小型クランプやはさみ、微小リトラクターで創部を保持し、縫合糸は肉眼ではほとんど見えないほど細いです。顕微鏡で手術部位を拡大し、血管や神経は色付きゴムストリップに載せて識別しやすくします。

人工関節関連器具

整形外科手術では人工関節の使用が最も多く、関節置換は日常的です。股関節置換術では大型の器具が必要で、電動ツールで骨を切断し、リーマーで骨髄腔を清掃、キャリパーで関節頭径を測定、チゼルで骨面を整えます。接着剤で人工関節を骨内に固定します。膝や肩の置換手術でも同様の器具が使用されますが、用いる人工関節は部位に応じて異なります。

移植用器具

皮膚移植は、皮膚切除用のデーモトームという器具で患者自身の皮膚を薄くスライスして取得します。その後、メッシュ移植器で皮膚に小さな穴を開け、メッシュ化した移植片を手術部位に縫合します。これにより新しい皮膚が成長し、創部を覆い保護します。

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