強膜バッキング手術とは何ですか?
強膜バッキングは、網膜剥離を修復する外科手術です。網膜が基底組織から離れると、酸素と栄養が供給されず、永久的な視力低下につながります。強膜バッキングは網膜を再付着させ、治癒を促します。
概要と目的
通常、強膜バッキングはシリコンスポンジやゴム、稀に金属で作られます。眼球の周囲または一部に配置し、眼球の内径を縮小して網膜に圧力をかけます。これにより網膜が元の位置に付着し、剥離の治癒が促進されます。
手術の流れ
メイヨークリニックによると、強膜バッキング手術は網膜剥離の重症度に応じて数段階に分かれます。まず瞳孔を散瞳し、全身または局所麻酔を行います。出血で視野が遮られた場合は硝子体手術(ビトレクトミー)を実施します。バッキングを装着する前に、凍結凝固(クライオペキシー)またはレーザー光凝固で瘢痕組織を作り、漏れを防ぎ剥離を封鎖します。その後、シリコンバッキングを眼球全周または裂孔の位置に合わせて装着します。
考えられる合併症
ミシガン大学ケロッグ眼科センターによれば、出血、白内障、複視、緑内障、硝子体出血などが合併症として報告されています。
回復と予後
回復には数か月かかることがあります。多くの場合手術は成功しますが、再手術が必要になることもあります。また、長期的には視力低下や失明のリスクがあります。
