動脈を拡張する方法

動脈が狭くなると血栓ができやすくなり、心筋梗塞など重大な疾患につながります。コレステロールやプラークが血管壁に蓄積すると、血流が妨げられ、血栓が血管を完全に塞ぐリスクが高まります。日常的にバランスの取れた食事、適度な運動、禁煙を心がけることで、動脈の狭窄を予防できます。もし狭窄が進行した場合でも、非侵襲的な血管形成術(アンジオプラスティ)で血管を再び開通させることが可能です。

血管形成術の手順

  1. 手術室の準備:X線装置とアンジオプラスティ用カテーテルを備えた手術室に患者さんを搬入します。
  2. 切開部位の決定:狭窄部位に近い動脈を選び、そこに小さな切開を行います。
  3. 局所麻酔の投与:切開部位に局所麻酔薬を注射し、効果が出るまで待ちます。
  4. 導入シースの装着:動脈に小さくて硬いチューブ(導入シース)を挿入します。
  5. カテーテルの挿入:先端にバルーン付きの細い柔軟なカテーテルをシースを通して動脈内へ進めます。
  6. 狭窄部位への誘導:X線画像を見ながら、カテーテルを狭くなった箇所へ導きます。
  7. プラークの除去:回転ブレードカテーテルやブレード付きバルーンを用いて、狭窄部位のプラークを削り取ります。
  8. ステント留置:金属メッシュ状のステントをバルーンで拡張し、動脈壁に固定させて血管を広げたままにします。
  9. カテーテルの撤去:X線で位置を確認しながら、カテーテルを血管から抜きます。
  10. 切開部の閉鎖:導入シースを取り外し、切開部を縫合または止血処置で閉じます。

手術後は定期的なフォローアップと生活習慣の改善が重要です。

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