動脈を拡張する方法
動脈が狭くなると血栓ができやすくなり、心筋梗塞など重大な疾患につながります。コレステロールやプラークが血管壁に蓄積すると、血流が妨げられ、血栓が血管を完全に塞ぐリスクが高まります。日常的にバランスの取れた食事、適度な運動、禁煙を心がけることで、動脈の狭窄を予防できます。もし狭窄が進行した場合でも、非侵襲的な血管形成術(アンジオプラスティ)で血管を再び開通させることが可能です。
血管形成術の手順
- 手術室の準備:X線装置とアンジオプラスティ用カテーテルを備えた手術室に患者さんを搬入します。
- 切開部位の決定:狭窄部位に近い動脈を選び、そこに小さな切開を行います。
- 局所麻酔の投与:切開部位に局所麻酔薬を注射し、効果が出るまで待ちます。
- 導入シースの装着:動脈に小さくて硬いチューブ(導入シース)を挿入します。
- カテーテルの挿入:先端にバルーン付きの細い柔軟なカテーテルをシースを通して動脈内へ進めます。
- 狭窄部位への誘導:X線画像を見ながら、カテーテルを狭くなった箇所へ導きます。
- プラークの除去:回転ブレードカテーテルやブレード付きバルーンを用いて、狭窄部位のプラークを削り取ります。
- ステント留置:金属メッシュ状のステントをバルーンで拡張し、動脈壁に固定させて血管を広げたままにします。
- カテーテルの撤去:X線で位置を確認しながら、カテーテルを血管から抜きます。
- 切開部の閉鎖:導入シースを取り外し、切開部を縫合または止血処置で閉じます。
手術後は定期的なフォローアップと生活習慣の改善が重要です。
