レーザー前立腺手術の副作用と注意点
歴史
レーザー前立腺手術が導入される前は、経尿道的前立腺切除術(TURP)や経尿道的前立腺切開術(TUIP)が行われていました。緑色光レーザー手術は、術後合併症が最も少なく、余剰組織を除去した後の残存前立腺組織へのダメージも最小です。レーザー手術は、手術後数時間で退院できるのに対し、TURPやTUIPは回復と膀胱機能の回復に応じて最大4日間入院が必要です。
副作用
レーザー前立腺手術で起こり得る代表的な副作用は、尿路感染、頻尿・切迫感の増強、失禁です。稀に尿道や膀胱に瘢痕組織ができ、閉塞や排尿困難を引き起こすことがありますが、除去には再手術が必要です。また、逆行性射精という副作用もあり、精液が尿道ではなく膀胱に流れ込みます。これは前立腺組織除去に伴い膀胱括約筋が弱くなるか、手術中に損傷した結果起こります。子どもを望むカップルにとっては深刻な問題で、治療は手術による修復が唯一の方法です。
メリット
前立腺肥大の治療法としては、外来で完結できるレーザー手術が最も推奨されます。多くの患者で即時かつ長期にわたる効果が期待でき、出血量が少なく、尿流がすぐに回復します。副作用が少なく、生活の質が早期に向上し、日常生活への復帰も迅速です。
留意点
前立腺肥大の症状が現れたら、できるだけ早く医師の診察を受けることが重要です。頻尿、夜間頻尿、排尿困難、膀胱が残っている感覚、尿流の弱さ、滴るような漏れなどが主な症状です。
警告
前立腺肥大を放置すると、年齢とともに前立腺が肥大し続け、症状が悪化します。多くは良性ですが、適切な診断・治療を受けないと、重篤な合併症や前立腺がんへ進行するリスクがあります。
