血液データと輸血反応

輸血では静脈内チューブを通じて血液が体内に入りますが、遅延溶血反応というリスクがあります。遅延溶血反応の有無は、直接抗グロブリン(DAT)検査、別名コブムス検査で調べます。

検査が必要な人

輸血後に遅延溶血反応のリスクがある場合、DAT検査が推奨されます。特にリスクが高いのは、過去に妊娠経験のある女性や、以前に輸血を受けたことがある人です。また、心臓手術や貧血・大量出血、出血性疾患の治療で輸血を受けた方も対象となります。

症状

遅延溶血反応は輸血後4日から1か月の間に発症することがあります。症状が全く現れないこともありますが、軽度の発熱がみられることがあります。血液検査ではヘマトクリットの低下、血中ビリルビンの上昇、尿中ヘモグロビンの検出などが認められます。

検査の仕組み

検査技師は患者の血液サンプルにコブムス試薬を加えて、血中の特定抗体をスクリーニングします。陽性の場合、続いて免疫グロブリンG(IgG)と補体C3dを検出する別の試薬を用い、色変化の有無で判定します。

結果の解釈

技師は色変化の強さや患者の既往歴(例:過去の妊娠)などを総合的に評価し、遅延溶血反応の有無を判断します。

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