麻酔の副作用と対処法

麻酔は手術中の痛みや不快感を抑えるために使用され、局所麻酔・全身麻酔・区域麻酔・鎮静の4種類があります。手術前に医師と麻酔のリスクや副作用について十分に説明を受けることが重要です。副作用の出やすさは患者の全身状態や使用する麻酔薬の種類、個々の反応によって異なります。

喉の痛みと打撲

気管チューブを挿入した場合、術後に喉の痛みが数時間から数日続くことがあります。のど飴で緩和できます。注射や点滴部位に打撲や内出血が生じることがありますが、通常は自然に解消します。痛みが強い場合は、点滴の位置を調整します。

吐き気

特定の麻酔薬により術後に吐き気が起こることがあります。抗嘔吐薬で対処し、症状は数時間から数日続くことがあります。

低血圧

手術後に立ち上がった際、血圧が低下してめまいや視界のぼやけを感じることがあります。点滴で液体や血圧上昇薬を投与して対処します。

寒気・震え

一部の薬剤や手術後のストレスで震えが出ることがあります。温かい毛布で体を覆い、体温を保ちます。

眠気と意識混濁

麻酔から覚醒した直後の15分程度は眠気やぼんやり感が普通です。高齢者は記憶障害や混乱を感じることがありますが、通常は数日以内に回復します。

その他の一般的な副作用

かゆみ、頭痛、背中の痛みが報告されます。頭痛は不安や脱水が原因で、数時間で改善します。かゆみはオピオイドや消毒液により起こり、薬で緩和できます。背中の痛みは手術台に長時間横たわることが原因ですが、患者の姿勢には十分配慮されています。

稀な副作用・アレルギー反応

麻酔薬に対するアレルギーや、まれに発症する悪性高熱症(MH)があります。MHは吸入麻酔薬や筋弛緩薬スキサジンに起因しやすく、術前に医師へアレルギー歴を必ず伝えてください。

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