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鍼治療と歯周病

原因と治療法

歯肉炎は主にプラークが原因で、放置すると炎症が進行し、歯と歯肉の間に膿胞ができ、細菌が増殖します。重症化すると根面平滑化や軟組織移植などの外科的処置が必要になることがあります。マーク・シュプリンツ氏は、鍼治療には「適応と効果の窓」があり、歯周病の痛みや炎症を緩和できると述べていますが、歯科医師との併用は不可欠です。

鍼治療のアプローチ

鍼は体内の気の流れを調整し、全身のバランスを回復させます。中医学では症状全体のパターンを見て、腎・脾の不足や胃・大腸の熱など、特定の経絡に問題があると診断します。歯や歯肉の疾患は、こうした経絡の乱れと関連付けられます。

主な鍼の刺入部位

痛みや炎症を抑えるために、患部近くのツボと遠位のツボを組み合わせます。例として、歯肉炎の痛み緩和には顔面や顎のツボとともに、手の親指と人差し指の間にある「合谷(LI4)」を使用します。歯科処置後の腫れや出血がある場合は、足の第二・第三趾間の「足三里(ST44)」を加えると、胃経の熱を清める効果が期待できます。

治療法の違い

顎関節症や頭痛を伴う患者には、患部の局所ツボに限定したアプローチで痛みを軽減する方法があります。一方で、経絡のみを使って全身のバランスを整える「バランス法」だけを実施する鍼灸師もいます。シュプリンツ氏は、エネルギーを全身に循環させる「車輪」のようなアプローチを取ります。

漢方薬の併用

多くの鍼灸師は、漢方薬で体内の代謝やエネルギーを高め、歯周病の改善を図ります。例えば、単一の高麗人参だけでエネルギー低下を改善するのではなく、複数の薬草を組み合わせてバランスを取ります。

鍼治療は歯科治療の補助として有効ですが、必ず歯科医師の診断と治療を受けてください。

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