上腹部の痛みを和らげる対処法と受診の目安
筋肉痛は全身の筋肉に起こり得ますが、胃や腹部でも痛みを感じることがあります。胃の痛みや腹部の不快感は、消化不良や側腹部の刺すような痛み、胃のむかつきと間違われがちです。ストレスや大量の食事後の激しい運動、過度の飲食などが原因で腹痛が起こります。腹痛に対する基本的な対処法は、温めることと市販の胃腸薬の使用です。長期的に痛みを防ぐには、痛みを引き起こす状況を回避することが重要です。
市販薬での対処
- トーマス・ゴッセル医師は、過度の飲食、下痢、ガスによる腹痛緩和のために、まずビスマスサブサリシレート製剤(例:ペプシド・ミルク)を使用し、その後必要に応じて鎮痛薬を追加することを推奨しています。胸焼けを伴う場合は、制酸剤や重曹製品が有効です。
家庭の食事での対処
- ゴッセル医師は、腹痛を和らげるために温かいお茶を一杯飲むことを勧めています。お茶に含まれるタンニンは、体内の有害物質や細菌の除去を助け、約1時間以内に症状が軽減するとされています。また、脂肪分の少ないスキムミルクを一杯飲むことで胃酸を中和し、痛みを緩和できる場合があります。ただし、ホルヘラ医師は、潰瘍の既往がある人はミルク摂取で腹痛が悪化することがあるため、注意が必要と述べています。
生活習慣での対策
- スティーブン・ファリオン医師は、ストレスや不安があるときは食事を控えることを提案しています。ストレス時は消化器官への血流が減少し、食べ物の消化が妨げられ、腹部の痙攣を引き起こしやすくなります。ジョン・C・ジョンソン医師は、大きな食事をした場合は少なくとも30分以上待ってから激しい運動を行うよう勧めています。運動は血液を筋肉へ優先的に送り、消化器官から血液が奪われることで腹痛や腸痙攣が起こります。さらに、ジョンソン医師は、一度に大量に食べるのではなく、少量を頻回に摂取することで胃の膨張を防ぎ、鋭い腹痛の発生を抑えることができると述べています。
受診の目安
- 腹部の痛みは消化器系以外のさまざまな疾患が原因になることがあります。痛みが30分以上続く、または強さが増す場合は医師の診察を受けるべきです。特に、心筋梗塞様の胸部圧迫感、吐き気・嘔吐、発汗、呼吸困難、胸痛を伴う場合は、直ちに救急医療を受けてください。
