ヒステリック状態の人のための呼吸法
ロウソク呼吸
過呼吸になると血中の二酸化炭素が減少し、めまいなどの症状が現れます。米国国立医学図書館が推奨する二つの簡単な呼吸法のうち、まずはロウソクの火を吹き消すイメージで、唇をすぼめてゆっくり息を吐く方法です。
次に、口と片方の鼻を覆い、残した鼻だけで呼吸します。この方法も酸素の取り込みを抑え、二酸化炭素を正常に戻す効果があります。
横隔膜呼吸(腹式呼吸)
胸だけで浅く呼吸せず、腹部(横隔膜)から深く息を吸うよう指導します。鼻からゆっくり3秒数えながら吸い、口から同じリズムでゆっくり吐き出します。これを10回以上、または落ち着くまで繰り返します。
紙袋呼吸
紙袋に息を出し入れすることで体内の二酸化炭素濃度を上げ、過呼吸を抑制します。サイズは特に重要ではなく、6インチ×4インチ程度のものがあれば十分です。鼻と口を袋で覆い、ゆっくりと息を吸っては吐く動作を繰り返します。
長期的な呼吸トレーニング
過呼吸やヒステリックになる傾向がある人は、日常的に構造化された呼吸練習を行うと効果的です。ブラウン大学心理サービスが提案する方法は次の通りです。
- ゆったりとした服装で椅子に座り、左手を胸骨の上、右手をへその上に置く。
- 鼻から息を吸い、吐くたびに右手(へその上)が上下する様子を観察する。
- 1回の呼吸を長く均等に保ち、1分間に3〜6回の呼吸になるよう意識的にペースダウンする。
- この練習を1日数回、数分ずつ繰り返す。
