代謝を高めるプラナヤマ(呼吸法)
プラナヤマとは
プラナヤマは呼吸を意識的にコントロールし、止める技法です。瞑想やヨガと組み合わせて行われ、心身をリラックスさせ、エネルギー(プラーナ)を高めます。
プラナヤマと代謝に関する研究
スヴヤサ大学の研究「特定の鼻孔での呼吸が代謝と自律活動に与える影響」では、3種類のプラナヤマ呼吸法を1か月実践させ、基礎代謝と自律神経の変化を調べました。すべての群で体重減少が見られましたが、同時にベジタリアン食と運動も行っていたため、プラナヤマ単独の効果は確定できませんでした。
しかし、右鼻孔呼吸(Surya Anuloma Viloma)を行うと、アドレナリン分泌が増加し、代謝機能が向上することが確認されました。過体重の方がこの呼吸法を数回繰り返すことで、代謝を高められる可能性が示唆されています。
ヨガとプラナヤマで代謝アップ
Kripaluヨガのインストラクター、ティモシー・バージン氏は、プラナヤマ、瞑想、ヨガポーズを組み合わせることで、代謝やホルモンバランス、感情が整うと語ります。特に「カパラバティ(火の呼吸)」「ウッジャイ(海の音呼吸)」が有効です。各呼吸法の合間に速い太陽礼拝(ヴィンヤサ)を行い、戦士のポーズやランジ系のポーズが代謝促進に役立ちます。
プラナヤマのその他の効果
プラナヤマは脳や臓器、組織への酸素供給を増やし、身体と精神を活性化させます。ストレスや不安を抱える人にとって、心を落ち着かせ集中力を高める有効な手段となります。
実践方法:アヌロマ・ヴィロマ(右鼻孔呼吸)
1. 坐位(蓮華座または楽な姿勢)で背筋を伸ばす。
2. 右手の親指で右鼻孔を閉じ、左鼻孔からゆっくり息を吸い込む。肺全体に空気が行き渡るように意識する。
3. 両鼻孔を閉じて2〜3秒止める。
4. 右鼻孔を開き、息を吐き、すぐに吸い込む。
5. 再び両鼻孔を閉じて2〜3秒止め、左鼻孔を開いて息を吐く。これで1サイクル完了。
6. 必要に応じて数分間、リズムを保ちながら繰り返す。
