肺の役割とは?
ガス交換
肺の最も重要な機能はガス交換です。吸気時に鼻や口から取り込んだ新鮮な空気から酸素を取り出し、血流へ運びます。呼気時には、細胞代謝の産物である二酸化炭素を体外へ排出します。
呼吸調節
肺は体内の酸素と二酸化炭素のバランスを保つことで、呼吸リズムを調整します。
発声
肺から送り出された空気が喉頭の声帯を通過することで振動が生じ、音が生成されます。声帯の形状や周囲組織の動きが声の高さや音色を決定します。
血液のpH調整
二酸化炭素は水に溶けて炭酸を作り、血液のpHを低下させます。肺が二酸化炭素を排出することで、適切な酸塩基平衡が維持されます。
吸入粒子の除去
気道表面の繊毛が埃や花粉などの微粒子を捕らえ、咳やくしゃみで排除するか、上部気道へ運んで飲み込まれます。
肺表面活性剤の生成
肺は脂質とタンパク質からなる表面活性剤を分泌し、肺胞内の液体表面張力を低下させます。これにより呼吸時に肺胞が崩壊するのを防ぎ、安定したガス交換が可能になります。
