1型糖尿病でアセトン呼吸が起きる原因とは

アセトン呼吸が起きるメカニズム

1型糖尿病では、インスリンが十分に産生されません。インスリンは血中のブドウ糖を細胞に取り込ませ、エネルギーに変える役割を持つホルモンです。

インスリンが欠乏すると、血糖値が急上昇し、体はエネルギー源として脂肪と筋肉を分解し始めます。この過程は「ケトーシス」と呼ばれ、脂肪酸が分解されるとケトン体が生成されます。

ケトン体の一つであるアセトンは揮発性が高く、呼気中に排出されます。その結果、呼吸に甘い果実のような匂い(アセトン呼吸)が現れます。

ケトアシドーシスとの関係

ケトン体が血中に過剰に蓄積すると、血液が酸性に傾き「ケトアシドーシス」と呼ばれる重篤な合併症を引き起こします。アセトン呼吸は、体内でケトン体が増えているサインとして重要な警告です。

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