犠牲者の呼吸を確認するときに見るべきポイント
正常な呼吸のサイン
1. 胸・腹部の動きの確認:胸や腹部が上下に動いているか観察します。胸が上がり下がり、腹部が膨らむ・凹むのが見えるか確認してください。
2. 呼吸音の確認:耳を口と鼻に近づけ、吸気・呼気の音や軽いざわめきを聞き取ります。
3. 空気の流れの確認:鏡や手を口・鼻の前に置き、鏡が曇る、手に風を感じるかで呼吸を確認します。
異常呼吸・呼吸困難のサイン
1. 喘ぎや呼吸困難:息を切らしている、呼吸が苦しそうな場合は呼吸困難が疑われます。
2. 騒音のある呼吸:喘鳴やヒューヒューとした音がする場合は気道閉塞の可能性があります。
3. 呼吸停止:胸や腹部の動きがなく、10秒間音や風を感じない場合は呼吸が止まっている可能性があります。
4. 速く浅い呼吸:過呼吸や不安、呼吸器疾患を示すことがあります。
5. いびきやゴボゴボ音:気道が部分的に閉じているサインです。
6. チアノーゼ:唇、舌、皮膚が青白くなると酸素欠乏が疑われます。
7. 意識障害:混乱や無気力は脳への酸素供給不足を示します。
呼吸評価時の追加考慮点
・状況全体を判断材料にしてください。例えば、救助前に激しい運動をしていた場合は呼吸が速くなることがあります。
・呼吸が正常でない、または呼吸困難が疑われる場合は、すぐに胸骨圧迫と人工呼吸を開始します。
・疑いがある場合は、速やかに医療機関へ連絡し、専門的なサポートを求めてください。
