腸骨(イリウム)とはどの部位ですか?

腸骨の位置と構造

腸骨(イリウム)は、骨盤の最上部かつ最大の部分で、別名「不完全骨」とも呼ばれます。骨盤の上側・外側を形成し、後方では仙骨と、前方では恥骨と坐骨と関節しています。

形状と機能

腸骨は広く扇形の骨で、股関節のソケットである寛骨臼(acetabulum)の形成にも関与しています。寛骨臼は大腿骨頭を受け入れる凹みで、歩行や体重支持に重要な役割を果たします。

主な解剖学的ランドマーク

腸骨には以下のような重要な突起や稜があり、筋肉や靭帯の付着点となります。

  • 腸骨稜(iliac crest)― 骨盤の上縁を走る隆起部。
  • 前上腸骨棘(anterior superior iliac spine)― 腸骨稜の前方端に位置し、腹直筋や腸腰筋の付着部。
  • 前下腸骨棘(anterior inferior iliac spine)― 前上腸骨棘の下方にあり、腸骨筋や腸骨靭帯が付着。

これらの構造は、体幹の安定や下肢の動作に不可欠です。

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