クローブの活用法

クローブは何世紀にもわたり薬用として利用されてきました。インドネシア原産のクローブは紀元前1721年頃から使用が記録されており、中国でも紀元前400年頃に口臭予防として用いられていました。

クローブはまだ開花していない芽で、主成分はエウゲノールという油状の液体で、全体の72〜90%を占めます。このエウゲノールが強い香りと多くの薬効をもたらします。

歯痛・口腔ケアにおけるクローブ

軽い麻酔作用があるため、軽く潰したクローブを口に含むと一時的に歯痛が和らぎます。クローブオイルを1滴患部に垂らすのも同様です。歯科医は酸化亜鉛と混合したクローブオイルを仮の詰め物として使用します。また、クローブ粉末やオイルは抗菌性があるため、マウスウォッシュや歯磨き粉の成分として利用されています。

粉末状のクローブはマウスウォッシュや歯磨き粉に頻繁に使用されます。

抗酸化作用

クローブオイルは強力な抗酸化剤です。さらに、クローブにはオメガ3系脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)が含まれ、加齢に伴う網膜の劣化を防ぎ視力維持に寄与するとされています。

トルコ・アタテュルク大学の食品工学部の研究では、フェノール化合物がクローブの抗酸化性をもたらすことが確認され、食品サプリや医薬品の天然抗酸化源として有望であると結論付けられました。

ペットの虫除け・駆虫剤としての利用

クローブオイルは虫除け効果が高く、ハーブ製のノミ首輪やスプレーに添加してノミ、ダニ、蚊などを防除できます。また、犬や猫の腸内寄生虫駆除(駆虫)にも有効で、粉砕したクローブを食事に少量混ぜて使用できます。

糖尿病合併症への効果

マレーシア・プトラ大学の研究では、クローブを食事に加えることで糖尿病ラットの血糖値が有意に低下し、抗酸化酵素活性が回復しました。さらに、眼の水晶体、心筋、肝臓の糖尿病性組織障害が軽減されることが報告されています。

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