イェルバ・マテについて

識別

イェルバ・マテ(学名: Ilex paraguariensis)は、亜熱帯の南米に自生するホリー科の常緑低木です。スイスの植物学者モーゼス・ベルトーニが1894年にパラグアイで初めて記録しました。樹高は最大で15メートルに達し、常緑の葉、小さな緑色の花、赤い実をつけます。

分布

原産地は南米で、主にパラグアイ、アルゼンチン北部、ウルグアイ、ブラジルで栽培されています。最初に栽培したのは先住民族グアラニーで、ヨーロッパ人ではイエズス会の宣教師がエクアドルへ持ち込みました。

利用方法

乾燥させた葉を熱湯(沸騰させない)で抽出し、マテ茶として飲まれます。伝統的には、空洞のカボチャ(カンパ)と金属製のストロー(ボンビーヤ)を使って仲間とシェアします。味は緑茶に似ていますが、沸騰させると苦味が強くなります。葉は何度も再抽出が可能です。

成分と特徴

マテにはキサンチン系アルカロイドであるカフェイン、テオブロミンに類似した成分が含まれ、さらにマンガン、マグネシウム、カリウムが豊富です。一部では「カフェインフリー」と宣伝されることがありますが、実際にはカフェイン様成分が含まれています。

効果

マテ茶を飲むと、覚醒感や集中力の向上、疲労感の軽減が得られます。興味深いことに、カフェイン特有の不安感や下痢、ジッター(震え)といった副作用は少ないと報告されています。研究では、マテに含まれるキサンチンが神経系よりも筋肉に作用しやすいことが要因と考えられています。

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