イブニングプリムローズ(夜間ツユクサ)の相互作用と注意点
イブニングプリムローズ(学名: Oenothera biennis)は北米原産の植物で、黄い花が夕暮れに咲きます。別名は「イブニングスター」や「熱植物」などで、かつては二日酔いの緩和に利用されてきました。現在は花から抽出したオイルがさまざまな健康効果を期待して使用されていますが、使用にあたっては注意が必要です。
成分
花のオイルにはγ-リノレン酸(GLA)という必須脂肪酸が含まれます。必須脂肪酸は体内で合成できないため、食事やサプリメントで摂取する必要があります。
主な用途
イブニングプリムローズオイルは自然由来の健康補助食品です。WebMDによると、多発性硬化症の症状改善に役立つ可能性があります。また、更年期障害(ホットフラッシュや乳房の痛み)にも使用されますが、米国国立補完代替医療センターの研究では、更年期や月経前症候群への効果は十分に裏付けられていません。
その他、軽度の湿疹やリウマチの緩和、心血管疾患、咳、乳房疾患、シェーグレン症候群、ウイルス後疲労症候群、喘息、糖尿病性神経障害、亜鉛欠乏、高コレステロール、がんなどへの効果が報告されていますが、エビデンスは限定的です。
薬剤との相互作用
てんかん患者にイブニングプリムローズ製品を使用する場合は、抗てんかん薬の効果が低下する可能性があるため、必ず医師に相談してください。また、子どもへの使用も専門家の指導が必要です。
WebMDの「双極性障害の薬剤、ハーブ、サプリメント」によれば、ラミクタール(Lamictal)などの抗てんかん薬と併用すると安全性が懸念されます。さらに、クロルプロマジン、フルペニジン、メゾリダジン、ペルフェナジン、プロクロルペラジン、プロメタジン、チオリダジン、トリフロペラジン、トリフルプロマジンといったフェノチアジン系薬剤を服用中の方は、イブニングプリムローズオイルの摂取を避けるべきです。
副作用
薬剤との相互作用に加えて、頭痛、吐き気、下痢、発疹などの胃腸症状や皮膚症状が現れることがあります。てんかんやその他の発作性疾患を持つ人は、発作リスクが増大する可能性があります。
使用上の注意
イブニングプリムローズオイルは健康食品店やスーパーで手軽に入手できますが、すべての人に安全というわけではありません。現在服用中の薬がある場合や既往症がある場合は、必ず主治医に相談し、最新の研究情報を確認してください。
