クローブの成分と利用法

成分

クローブは、料理や薬用に利用されるクローブ樹の未成熟な花芽です。若い芽はピンク色で、やがて燃えるような赤色に変わり、収穫後に乾燥させると深い赤褐色になります。この小さな芽は、樹脂(薬剤で粘度調整に用いられる)、タンニン(多くの植物に含まれ、皮革加工に利用される)および揮発性油から構成されています。クローブの揮発性油は、ユージェノール(約85%)、アセチルユージェノール、メチルサリチル酸エステル(ウィンターグリーンオイル)、ピネン(松油に多く含まれる炭化水素)、バニリン(バニラの結晶成分)などの有機化合物の複合体です。主な有効成分はユージェノールとアセチルユージェノールです。

有効成分

ユージェノールは強力な防腐・殺菌剤で、感染症の治療や細菌の除去に有効な揮発性クローブ油の主要成分です。また、強い局所麻酔作用を持ち、特に歯痛や歯科系の疼痛緩和に使用されます。アセチルユージェノールは抗痙攣作用があり、筋肉の痙攣や咳などの緩和に役立ちます。これらの油は、外用として塗布したり、内服して筋肉痙攣の緩和に利用されます。

料理での使用

全体のクローブや粉末は、世界中の料理で使用されます。粉末にすると風味がすぐに失われるため、使用直前に全粒のまま使うか、その場で粉砕するのが最適です。刺激的で芳香なクローブは、肉料理の香り付け、ピクルスのスパイス、スープやシチュー、パイ、クイックブレッドなどの風味付けに頻繁に利用されます。

医療での使用

医療的には、クローブはそのまままたは粉末で摂取したり、煎じてお茶にしたり、油に抽出して外用または内服に利用できます。特に中国やインドの伝統ハーブ医学では、足白癬、歯痛、寄生虫感染、各種感染症、にきび、歯周病、下痢、腸痙攣、真菌感染、咳、吐き気など多くの症状の治療に用いられてきました。

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