パッションフラワーとコルチゾールの関係と効果
コルチゾール(ヒドロコルチゾンとも呼ばれる)は副腎で産生されるホルモンで、ストレスがかかったときや血糖値が低下したときに血流中へ放出されます。
生存に欠かせないホルモンではありますが、コルチゾールが過剰に分泌され続けると、心臓や脳、筋肉など重要な臓器にダメージが生じることが指摘されています(「Anxiety Depression Alternatives」)。
パッションフラワー(Passiflora incarnata)には鎮静作用のある成分が含まれ、ストレス緩和のハーブ代替療法として利用され、過剰なコルチゾール分泌を抑える可能性があります(「Nutrition Science News」)。
コルチゾールの機能
「Anxiety Depression Alternatives」によれば、コルチゾールはストレス時のエネルギー調整と動員に重要な役割を果たします。
このホルモンは朝方に血中に放出され、空腹感を促進します。1日の間に、炭水化物・脂肪・タンパク質のうち、体が必要とする最適なエネルギー源を選択します。
コルチゾールはエネルギーを動員し、脂肪を筋肉など需要の高い組織へ供給します。ストレス下では、タンパク質を肝臓で糖(グルコース)に変換できるようにし、抗炎症作用も示します。
過剰なコルチゾールの影響
「Age Well With HGH」によると、コルチゾールが高いと食欲が増し、特に糖質への渇望が強くなります。この結果、インスリン分泌が促進され、血糖が細胞に取り込まれます。
しかし、余剰の糖質は脂肪へ変換され、内臓周囲や腹部に蓄積します。体重増加は脳卒中や高血圧、コレステロール上昇、心血管疾患のリスクを高めます。
「Anxiety Depression Alternatives」は、性欲低下、脳の特定領域の損傷、心臓へのダメージも過剰コルチゾールの副作用として挙げています。
パッションフラワーの効果
パッションフラワーにはハルマンアルカロイドとフラボノイド(クエン酸、ルチン)が含まれ、鎮静・血圧降下作用があります。ハーブ医学では、不安、落ち着きのなさ、睡眠障害の改善に利用されます(「Vitamins & Health Supplements Guide」)。
血流中に入ると、ハルマンアルカロイドとフラボノイドは動脈の緊張、血圧、呼吸リズムを低下させます。乾燥葉の浸出液は不眠症の自然療法として用いられ、摂取後30分以内に効果が感じられると報告されています(「Age Well With HGH」)。
批判的視点
「Age Well With HGH」は、パッションフラワーのストレス・不安緩和効果が抗不安薬オキサゼパムに匹敵すると指摘しています。
しかし、「The Man's Choice」によれば、パッションフラワーが直接コルチゾール産生を抑制したり、体への有害な影響を軽減するという科学的根拠はまだ不足しています。
注意点
「Vitamins & Health Supplements Guide」は、パッションフラワーは無毒とされるものの、吐き気、嘔吐、眠気といった副作用が起こり得ると警告しています。妊娠中の女性は子宮収縮を促す成分が含まれるため、サプリメントの摂取を避けるべきです。
また、抗凝固薬を服用している場合、パッションフラワーが血液を薄める作用を増強する可能性があります。
