アメリカ産高麗人参は糖尿病にどのように作用するか

アメリカ産高麗人参は、何世紀にもわたり薬用として利用されてきた淡い茶色の根です。特に2型糖尿病患者や糖尿病予備群に対する血糖降下効果が研究されています。

高麗人参の種類

主にアジア人参(Panax ginseng)とアメリカ人参(Panax quinquefolius)の2種が使用されます。アジア人参は認知機能向上や風邪予防に、アメリカ人参は頭痛、不妊、消化不良、熱などに用いられ、近年は2型糖尿病への効果が注目されています。

作用機序

両種の人参に含まれるジンセンノシドはストレス緩和に関与するとされています。2001年のJournal of the American College of Nutritionの報告によれば、アメリカ人参のジンセンノシドは炭水化物の消化を抑制し血糖上昇を抑えるとされています。また、インスリン感受性を高め、少量のインスリンで効果を発揮しやすくします。

用量に関する研究

トロント大学とセントマイケル病院の共同研究(2000年)では、2型糖尿病患者が食事の40分前または食中に3gのアメリカ人参を摂取した結果、血糖値が約20%低下しました。非糖尿病者は食前に摂取した場合のみ同様の低下が見られました。

アメリカ人参は粉末、カプセル、錠剤などで市販されています。使用前に医師や薬剤師に相談し、製品ラベルの推奨用量を守ってください。小児、妊婦、授乳中の女性は使用を避けるべきです。

副作用

同じ研究では多くの被験者に重大な副作用は報告されませんでしたが、ある糖尿病患者は不眠を訴えました。報告例としては心拍数上昇や血圧上昇があります。インスリン使用者は低血糖に注意が必要です。

薬物相互作用

アメリカ人参は抗凝固薬の効果を減弱させる可能性があります。また、高血圧薬や利尿薬の効能も低下させることがあります。ベータブロッカーを使用している患者では薬効が増強されることがあります。インスリン使用者は血糖値を厳密にモニタリングしてください。発疹、じんま疹、舌や唇の腫れなどのアレルギー症状が出た場合は直ちに使用を中止してください。

ハーブ療法 - 関連記事