喘息予防に役立つ天然ビタミンの活用法
喘息とアレルギー財団は、米国で約2,000万人が喘息を抱えていると推定しています。多くの人は症状緩和や発作時の気道拡張のために処方薬に依存していますが、数多くの科学的研究は、日常的に摂取できるビタミンが喘息症状を大幅に改善できることを示しています。
はじめに
喘息と診断された方は、まず処方薬の服用を継続してください。喘息が疑われる場合は必ず医師の診断を受けましょう。喘息は命に関わることもあるため、ビタミン療法はあくまで処方薬と併用して行うべきです。適切なビタミンを摂取することで、薬の必要量が減少するケースも報告されています。
ビタミンA
複数の研究で、ビタミンAが豊富な食材(ほうれん草、にんじん、トマトなど)を多く摂ると喘息発作の頻度が約22%減少することが示されています。これらの野菜に含まれるカロテノイドは体内でビタミンAに変換され、呼吸器粘膜の保護や免疫機能の向上に寄与します。目安は1日あたり5,000 IU(約1,500 µg)のビタミンAです。
ビタミンB6
ある研究では、76人の子どもを対象にビタミンB6(100 mg)を1日2回投与した結果、1か月後に薬の使用量が減少したことが報告されています。ビタミンB6は気道の炎症を抑える働きがあると考えられています。
ビタミンB12
ビタミンB12の注射が20人中18人の喘息発作を減少させたという研究があります。経口摂取であれば、1 mg~3 mgのビタミンB12を日常的に摂ることで、同等の効果が期待できます。
ビタミンC
2004年の大規模調査(6,000人超)では、血中ビタミンC、βカロテン、セレンが高い子どもは喘息になるリスクが10~20%低いことが分かりました。特にタバコの煙にさらされた子どもでは、セレン濃度が高いとリスクが50%減少しました。また、リンゴやリンゴジュースを日常的に摂取することでビタミンCが豊富に供給され、喘息予防に効果的です。1日あたり500 mgのビタミンC摂取が目安とされています。
ビタミンE
ビタミンEの摂取量が多いほど喘息の発症率が低いという報告があります。カナダの研究では、ビタミンEとオメガ3脂肪酸の摂取が少ないティーンエイジャーは喘息発作を起こしやすいことが示されました。目安は1日あたり400 IU(約270 mg)のビタミンEです。
