ミツバチのプロポリス抽出物の健康効果とは?

化学組成

プロポリスの成分は採取場所や季節、利用する植物により変化しますが、一般的に樹脂・植物性バルサムが約50%、ワックスが約30%、油分が約10%、花粉が約5%、亜鉛やカルシウムなどのミネラルが約5%とされています。フラボノイドや抗酸化物質を多く含みます。

主な効果

抗炎症、抗菌、抗ウイルス、抗真菌作用があり、創傷や腫瘍の治癒を促します。免疫機能を刺激し、ヘルペスウイルス(1型・2型)、レッグカルヴ・パーセ病、リウマチ性関節炎、風邪、やけどなどに用いられます。内服・外用どちらでも使用可能ですが、目に入らないよう注意が必要です。液体、カプセル、錠剤、粉末、クリームなど様々な形態で販売されています。

使用上の留意点

蜂蜜やミツバチ、蜂刺されにアレルギーがある方は、使用前にアレルギー専門医の診断を受けてください。アレルギーがあるからといって必ずしも使用できないわけではなく、検査が必要です。プロポリスは蜂蜜中に微量含まれますが、これまでに重篤な副作用や薬物相互作用は報告されていません。

研究動向

口腔衛生への効果が注目され、うがいやロゼンジに使用すると歯肉の炎症が軽減し、口内の創傷や喉の痛みの回復が促進されます。宮沢・池野らの研究では、プロポリス入りの水を飲んだラットは虫歯が減少しましたが、ヒトへの効果はまだ検証されていません。

ルーマニアのポペスク・パロスらは眼感染症、ポーランドのシェラーらは膣感染症に対する効果を調査中です。アワダラ・アリは子宮内膜症や不妊に対するランダム化比較試験を実施しています。また、Cancer Researchに掲載された報告では、プロポリスに含まれる酸が特定のがん細胞に対して抑制効果を示す可能性が示唆されていますが、こちらもラット実験に限られます。

科学的裏付け

研究はまだ不十分で結論は出ていませんが、ポーランドの微生物学研究所に所属するシェラー教授は、プロポリスが免疫系を活性化し、細胞の劣化を抑制、組織再生を促進することを実証し、無毒性であることを確認しています。

ホメオパシー - 関連記事