低エコー組織とは:超音波画像の見方を解説
低エコー(hypoechoic)とは
医療超音波検査で「低エコー」とは、周囲の組織に比べて画像上で暗く、エコーが弱く映る領域や構造を指します。エコーの強さは音波の反射度合いで決まり、低エコーは反射が少ないことを意味します。
超音波画像におけるエコーの違い
超音波プローブが発射した音波は、体内の組織や構造に当たるとその音響特性に応じて反射・散乱します。密度が高く音響インピーダンスが大きい固い組織は音波を強く反射し、画像上では明るく(高エコー/hyperechoic)映ります。一方、液体で満たされた嚢胞や軟らかい組織は音波を散乱・吸収しやすく、反射が弱いため暗く(低エコー/hypoechoic)表示されます。
臨床での低エコー領域の意味
低エコー領域は、嚢胞、腫瘍、炎症など、周囲の正常組織と比べて密度や音響特性が異なる病変の手掛かりとなります。ただし、低エコーだけで特定の病変を断定できるわけではなく、診断には生検や他の画像検査など追加の評価が必要です。
