硬膜外膿瘍とは何か?
硬膜外膿瘍は、硬膜(髄膜の最外層)と頭蓋骨の間に膿がたまり、感染が広がる稀ながらも重篤な疾患です。主に近くの感染症(例:乳様洞炎や副鼻腔炎)から細菌が拡がることで発症しますが、頭部外傷や脳神経外科手術後に起こることもあります。
主な原因
・近隣の感染症からの細菌拡散
・頭部外傷による組織損傷
・外科手術後の感染
症状
硬膜外膿瘍の典型的な症状は次のとおりです。
- 激しい頭痛
- 発熱
- 項部硬直(首がこわばる)
- 吐き気・嘔吐
- 意識障害(混乱や昏睡)
- けいれん
上記の症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。治療が遅れると生命に危険が及ぶ可能性があります。
治療法
治療は主に外科的ドレナージと抗菌薬投与です。
- 膿の排除と感染組織の除去のために手術でドレナージを行う。
- 細菌の除去を目的に広域抗生物質を使用する。
- 必要に応じて術後に放射線療法を併用することもある。
予後
早期に診断・治療を行えば多くの患者は完全に回復しますが、治療が遅れると致命的になることがあります。感染の程度と治療開始のタイミングが予後を左右します。
