磁気療法と不安障害の実態

不安障害について

不安障害は米国で最も一般的な精神疾患で、うつ病よりも多くの人が罹患しています。約4,000万人の米国民が不安に苦しんでいます。

不安は心理的・生理的な状態で、認知、身体感覚、感情、行動に影響を及ぼします。明確な刺激がなくても、恐怖や心配、不安感が生じます。身体的症状は軽い疲労感から呼吸困難、胸部の激しい痛みまで様々で、パニック発作は心筋梗塞と誤認されることもあります。

磁気療法とは

磁気療法は代替医療の一種で、磁場を利用した治療法です。磁石はブレスレットや指輪、足首・膝用のアクセサリーとして装着されます。主張は、体内のイオンバランスを整え、関節痛や化学的不均衡を改善し、血流を増加させるというものです。磁場は極めて弱く、直接的な危険性は低いとされています。

磁気療法は効果があるのか

医学評論家のスティーブン・バレット博士は、磁気療法に科学的根拠はないと指摘しています。ヒューストンのベイラー医科大学で行われた二重盲検試験などは、被験者の性別比や年齢層の偏り、客観的測定の欠如など重大な欠陥があり、結果は無効とされています。その他の研究でも同様の手法上の問題が指摘されており、効果を示す証拠はありません。実際、複数の州で企業が「痛みの軽減」や「血流増加」などの虚偽広告で罰金を科される事例が報告されています。

総じて、磁気療法は不安障害の緩和に有効であるという証拠はなく、科学的に裏付けられた治療法ではありません。

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