ノルアドレナリンの主な働きとは?

ノルアドレナリン(別名ノルエピネフリン)は、ホルモン兼神経伝達物質で、ストレスへの対処や身体機能の調整に不可欠な役割を果たします。

主な作用

1. 戦闘・逃走反応(Fight-or-Flight)

危機的状況や身体的脅威に直面すると、ノルアドレナリンが放出され心拍数・血圧が上昇し、エネルギー消費が増大します。これにより、身体は迅速に行動できる状態になります。

2. 脳内の神経調整

神経伝達物質として、注意力・覚醒度・警戒心・動機付けを高め、記憶や学習といった認知機能にも影響を与えます。

3. 気分と行動の調整

快感や満足感に関わり、報酬系や動機付けに関与します。分泌量が乱れると、うつ病や不安障害のリスクが高まります。

4. 交感神経系の主要伝達物質

交感神経系で働き、心拍数上昇、血管収縮、気道拡張など、ストレス時に必要な生理変化を引き起こします。

5. 副腎の活性化

ノルアドレナリンの放出は副腎からのアドレナリン(エピネフリン)分泌を促し、エネルギー供給をさらに高めます。

6. 代謝促進

糖や脂肪の分解を促進し、血糖値を上昇させてエネルギー供給を確保します。基礎代謝率も上がります。

7. 心血管系への影響

心拍数と心収縮力を高め、血圧を上昇させます。また、血管を収縮させて血流を重要な臓器や筋肉へ優先的に供給します。

8. 血糖恒常性の維持

肝臓からの糖放出を刺激し、ストレス時に必要なエネルギーを確保します。

9. 気道拡張(Bronchodilation)

気管支平滑筋を弛緩させ、呼吸を楽にします。身体活動時やストレス時に有利です。

10. 非必須機能の抑制

消化活動や一部の免疫応答を抑えてエネルギーを節約し、重要な機能にリソースを振り向けます。

以上のように、ノルアドレナリンはストレス応答、エネルギー動員、そして様々な生理・行動機能の調整に不可欠なホルモン・神経伝達物質です。

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