小児の気管チューブサイズはどのように決定するか

小児の気管チューブ(ETT)サイズは、年齢や体重、身体測定に基づく複数の指標で推定します。以下に代表的な方法を紹介し、実際の臨床での留意点をまとめました。

1. 年齢ベースの推定

子どもの年齢のみで概算できる簡易法です。以下の式で求めます。

ETTサイズ(mm) = (年齢(歳) + 16) ÷ 4

2. Broselowテープ/Broselow‑Luten計算機

子どもの身長または体重に応じて色分けされたテープで、ETTサイズだけでなく薬剤量や器具サイズも同時に提示します。

3. 計算式による推定

King’s式:ETTサイズ(mm) = (年齢(歳) + 4) ÷ 4

Cole式:ETTサイズ(mm) = 3.5 + (年齢(歳) ÷ 2)

Bougie法:ブージ(挿管ガイド)で気道径を測定し、ブージサイズより1〜2 mm小さいチューブを選びます。

4. Guedel式

年齢に16を足し、4で割るだけのシンプルな式です。

5. 上顎測定(口腔径)

前歯から顎角までの距離を測り、同じミリメートル数のチューブを目安にします。

6. 鼻孔径測定

鼻孔の開口径を測定し、同等のサイズをETTサイズの目安とします。

これらはあくまで目安であり、個々の解剖学的特徴や臨床評価に基づいて最終的にサイズを決定します。不確かな場合は経験豊富な医師に相談するか、サイズ確認用デバイスを使用してください。

アポセカリー(薬舗) - 関連記事