胸骨上切痕で脈拍が見えるのは正常ですか?
回答
いいえ、胸骨上切痕(supersternal notch)で脈拍が見えるのは通常ではありません。
解説
胸骨上切痕は、胸骨のすぐ上、首の根元にあるくぼみです。頭部や頸部に血液を供給する頸動脈は、気管の左右にある頸動脈鞘を通って走っています。細身の方や頭を後ろに傾けたときなど、頸動脈の拍動が胸骨上切痕で見えることがありますが、これはあくまで例外的な状態です。
胸骨上切痕で明らかに脈拍が確認できる場合、動脈瘤(大動脈の膨らみ)や他の血管系の異常が隠れている可能性があります。特に大動脈瘤は、心臓から全身へ血液を送る主幹動脈が拡張し、破裂すると命に関わる重大な状態です。
このような症状を感じたら、すぐに医師の診察を受け、必要に応じて画像検査や血管の評価を行ってもらうことが重要です。
