炭疽菌が攻撃する体のシステムは何か?
炭疽菌は人や動物に感染し、感染経路により症状が異なります。主に皮膚、吸入、胃腸の3つの形態があります。
皮膚炭疽(Cutaneous anthrax)
・最初は虫刺されに似た小さなかゆみを伴う腫瘍が現れます。
・1〜2日後に腫瘍が拡大し、中心部に痛みのない黒い壊死組織(かさぶた)が形成され、周囲が腫れます。
・かさぶたの周囲は赤く腫れることがあります。
・発熱、倦怠感、頭痛などの全身症状が併発することもあります。
吸入炭疽(Inhalation anthrax)
・初期症状は風邪やインフルエンザに似て、発熱、寒気、倦怠感、筋肉痛、咳などがあります。
・進行すると呼吸困難や激しい咳、血痰を伴う重篤な呼吸症状が出ます。
・ショックや臓器不全に至り、治療しない場合は数日で死亡することがあります。
胃腸炭疽(Gastrointestinal anthrax)
・炭疽菌の胞子を汚染された食物や水から摂取した場合に発症します。
・初期症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛です。
・重症例では脱水やショックを起こし、治療が遅れると死亡につながります。
炭疽菌は感染部位に応じて呼吸器系、消化器系、皮膚など複数の体システムに影響を与え、重症例では全身へ広がります。
