無気肺(無肺)とは?原因・症状・治療法の完全ガイド
無気肺とは
無気肺(atelectasis)は、肺が十分に膨らまない状態を指します。さまざまな要因で起こり、肺の一部または全体が虚脱します。
主な原因
- 気道の閉塞:異物、腫瘍、粘液などが気道を塞ぐことがあります。
- 肺の圧迫:胸腔内に液体がたまる(胸水)、気胸、胸部腫瘍などが肺を押しつぶします。
- 神経筋の弱化:ギラン・バレー症候群や重症筋無力症など、神経・筋肉の障害が呼吸筋を弱めます。
代表的な症状
- 息切れ
- 喘鳴(ぜんめい)
- 咳嗽(せき)
- 胸痛
- 仰向けに寝られない不快感
合併症
無気肺が長時間続くと、肺炎を併発するリスクが高まります。
肺門下部・肺底部に見られる無気肺の原因例
- 肺炎
- 肺水腫
- 心不全
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 肺がん
- サルコイドーシス
- 放射線治療
- 化学療法
診断と治療のポイント
無気肺の疑いがある場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。胸部X線やCT、呼吸機能検査などで原因を特定し、以下のような治療が行われます。
- 原因となる閉塞物の除去(気管支鏡検査や吸引)
- 胸腔ドレナージや体位変換による肺の再膨張
- 基礎疾患(心不全、肺炎など)の適切な管理
- 呼吸リハビリテーションや呼吸筋トレーニング
症状が軽度でも放置すると重篤な合併症につながるため、早期の診断と治療が重要です。
