腺ペスト(腺鼠疫)の主な症状とは
腺ペスト(腺鼠疫)の主な症状
腺ペストは、細菌Yersinia pestis(イェルシニア・ペスティス)が原因で起こる三大形態のひとつです。以下に代表的な症状をまとめました。
1. バブー(腺腫)
腋窩、首、鼠径部などに現れる腫れた触痛性のリンパ節です。サイズは鶏卵ほどになることもあり、激しい痛みを伴います。
2. 高熱
体温が40℃(104°F)以上に上昇することが多く、発熱が最も顕著な症状です。
3. 寒気・悪寒
高熱に伴い、激しい寒気や震えが起こります。
4. 頭痛
強い頭痛が頻繁に見られます。
5. 筋肉痛
全身の筋肉に鈍痛やこわばりが生じます。
6. 嘔吐・吐き気
多くの患者で吐き気や嘔吐が報告されています。
7. 全身倦怠感
極度の疲労感や脱力感により、日常生活が困難になることがあります。
8. 皮膚病変
まれに皮膚に暗い斑点やあざが現れ、血流に感染が広がった(敗血症性鼠疫)サインとなります。
9. ショック
重症例では血圧が急激に低下し、臓器不全や死亡に至る敗血症性ショックが起こります。
10. 肺炎(肺鼠疫)への進行
稀に肺に感染が広がり、激しい咳、息切れ、胸痛、血痰や泡状痰がみられます。
潜伏期間は通常2〜10日ですが、重症例ではそれより短くなることもあります。症状を早期に認識し、迅速な治療を行うことが予後改善の鍵です。
