スズメバチに刺された後のかゆみは何が原因?

はじめに

スズメバチは天敵に警告し巣を守るために刺すことがあります。刺されると、最大13種類もの抗原を含む毒が皮膚に注入され、痛み・腫れ・かゆみを引き起こします。

スズメバチの毒に含まれる主な成分

細胞壁を破壊する酵素

毒に含まれる酵素は皮膚の細胞壁を分解し、抗原が血流に入りやすくします。また、酵素は刺された部位の肥満細胞を脱顆粒させ、ヒスタミン放出を促します。

ヒスタミン

ヒスタミンは体内で自然に産生される炎症反応の主要物質で、スズメバチの毒にも多く含まれます。平均濃度は約4.3 mg/gと報告されており、腫れ・痛み・かゆみの主因です。

アセチルコリン

アセチルコリンは神経伝達物質で、毒中にも含まれます。皮膚の疼痛受容体(ノシセプター)を強く脱分極させ、痛みを増幅させます。この作用はヒスタミンの効果をさらに高めます。

セロトニン

セロトニンは「幸福ホルモン」とも呼ばれますが、血管を収縮させ、出血を示すシグナルを送ることで疼痛を増強します。アセチルコリンと同様にヒスタミンの作用を強め、かゆみや不快感を引き起こします。

以上の成分が相互に作用し、スズメバチに刺された後のかゆみや腫れ、痛みが生じます。適切な処置としては、冷却・抗ヒスタミン薬の使用、症状が重い場合は医師の診察を受けることが推奨されます。

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