猫の顎下の皮膚が剥がれ凹凸になるのは何が原因?
顎下の皮膚が失われ、凹凸になる原因はさまざまです。以下に主な原因とそれぞれの特徴をまとめました。
1. 皮膚の疾患
・好酸球顆粒球複合体 (EGC)
EGCは猫でよく見られる皮膚病で、皮膚が赤く厚くなったり、毛が抜けたりします。頭部や首、四肢に多く現れます。
・皮膚炎
アレルギー、感染症、寄生虫などが原因で起こる炎症です。赤み、腫れ、かゆみ、鱗屑が見られます。
・リングワーム
真菌感染による病気で、脱毛、鱗屑、かさぶたが特徴です。人間や他の動物にも感染します。
・細菌感染
細菌が皮膚に侵入すると毛が抜け、かさぶたができることがあります。抗生物質で治療します。
2. 免疫系の障害
・猫白血病ウイルス (FeLV)
FeLVはレトロウイルスで、皮膚病変を含む様々な健康問題を引き起こします。感染猫の唾液や血液との接触で広がります。
・猫免疫不全ウイルス (FIV)
FIVもレトロウイルスで、免疫力低下に伴い皮膚病変が現れることがあります。感染経路はFeLVと同様です。
・その他の免疫障害
診断が難しい免疫系疾患も皮膚病変を引き起こすことがあり、専門的な検査が必要です。
3. がん
・皮膚がん全般
高齢猫に多く、進行すると致命的になることがあります。
・扁平上皮癌 (SCC)
皮膚の表皮細胞から発生する悪性腫瘍で、赤やピンクの硬い隆起したしこりとして現れます。
・基底細胞癌 (BCC)
SCCほど一般的ではなく、進行は遅いです。真珠状の淡いピンクや白のしこりとして見られます。
・肥満細胞腫瘍
肥満細胞からできる腫瘍で、赤やピンクのしこり、または平らで赤い斑点として現れます。
4. その他の原因
・外傷
引っ掻き傷や噛み傷、衝撃による外傷も皮膚の剥がれや凹凸の原因になります。
・栄養不足
ビタミンやミネラルが不足すると、皮膚が乾燥・鱗屑状になりやすくなります。
