サソリ刺傷の対処法ガイド
サソリの刺しは軽症から致命的なケースまで様々で、迅速な対応が求められます。日本国内でも年間13,000件以上の刺傷が報告されていますが、多くは毒性の低いサソリによるものです。
サソリの生息場所を避ける
- キャンプ場など野外ではサソリが多く見られます。寝袋やテントなどのキャンプ用品は必ずチェックし、サソリの痕跡がないか確認しましょう。UVライトを当てるとサソリは蛍光を放つため、暗闇でのスキャンに便利です。
- 住宅内にサソリが侵入するのは、餌になる昆虫を求めているためです。家の中でサソリを見つけたら、専門の害虫駆除業者に依頼し、昆虫とサソリの根絶を図りましょう。
刺されたときの即時対処
- サソリに刺されたらすぐに以下を実施してください。
・石鹸と水で刺された部位を洗浄し、必要ならばアクセサリーを外す。
・腫れを抑えるために冷たい湿布を当てる。
・痛みが強い場合は、アセトアミノフェン(例:タイレノール)を服用する。アスピリンやイブプロフェンは効果が期待できないことがあります。
・刺部を切開しない。感染リスクが高まります。 - 次の症状が現れたら直ちに119に連絡してください。しびれ・チクチク感、視力のぼやけ、筋肉のけいれん、目の不随意運動など。特に小児や高齢者は緊急搬送が必要です。
救急医療での治療
- 救急外来では症状の重症度に応じて治療が行われます。抗毒素(アンチベノム)による血毒中和療法が利用できる場合がありますが、一部の患者では副作用が出ることがあります。
- その他の処置としては、刺部から組織や毒素を抽出する、氷で冷やして腫れを抑える、破傷風予防のための予防接種、筋肉痙攣を抑えるための筋弛緩剤投与などがあります。
- 毒素が心臓に影響を及ぼす場合は、ベータブロッカーやアルファブロッカーなどの薬剤が投与されることがあります。
