吸虫感染の被害者とは?
Clonorchis sinensis(東方肝吸虫)
Clonorchis sinensis は、東アジア原産の寄生性平虫で、肝吸虫とも呼ばれます。人間や一部の哺乳類の胆管に寄生し、肝臓に障害をもたらします。
原因と感染経路
感染は、生食または加熱が不十分な淡水魚に付着したメタセルカリア(幼虫)を摂取することで起こります。体内に入ると肝臓へ移動し、成熟した成虫として胆管に定着します。
症状と合併症
主な症状は以下の通りです。
- 腹痛
- 下痢
- 倦怠感
- 発熱
- 肝腫大
- 黄疸
重症化すると、肝硬変や胆管がん(胆管癌)などの深刻な肝疾患を引き起こす恐れがあります。
Fasciolopsis buski(巨大腸吸虫)
Fasciolopsis buski は、東南アジアとインド亜大陸に分布する最大級の腸吸虫です。人間の腸内に寄生し、様々な消化器症状をもたらします。
原因と感染経路
感染は、メタセルカリアが付着した生野菜や加熱不足の野菜を摂取することで起こります。
症状と合併症
典型的な症状は次のとおりです。
- 腹痛
- 下痢
- 吸収不良
- 浮腫(むくみ)
- 体重減少
- 貧血
重篤な場合、腸穿孔や腸閉塞などの消化管合併症を引き起こすことがあります。
予防対策
淡水魚や野菜は十分に加熱し、未処理の水や生食は避けることが最も効果的です。
