茶色の未亡人クモに噛まれたときの症状と対策
症状
茶色の未亡人クモは黒未亡人クモと同じ科に属しますが、毒はやや弱めです。そのため、症状は比較的耐えやすいものが多いです。主な症状は、噛まれた部位の痛み、腹部や脚の筋肉の硬直、腫れ、吐き気、嘔吐です。重症例では血圧が急上昇することもあります。黒未亡人クモのように全身に症状が広がることは少なく、通常は噛み跡周辺にとどまります。
重要性
茶色の未亡人クモの咬傷は近年増加傾向にあります。専門家によれば、毒性は黒未亡人の約2倍と推定されますが、注入する毒の量は少ないため、致死率は低いです。子どもや高齢者、免疫力が低下している人は特に注意が必要です。
識別方法
黒未亡人は全体が光沢のある黒色で、背中に赤い砂時計形の模様があります。一方、茶色の未亡人は年齢や個体差により色が砂色から黒まで変化し、若い個体は背中に様々な斑点があります。脚は黒と茶色が交互に並んだ二色調で、体は黒未亡人よりやや小型です。背中の模様は黄色またはオレンジの砂時計形です。また、卵嚢は黒未亡人の滑らかな球形と異なり、先端にとげが付いた形状です。
誤解
多くの人は未亡人クモは黒未亡人と茶色の未亡人の2種だけだと考えがちですが、実際には北米だけでも南部黒未亡人、北部黒未亡人、赤未亡人、茶色の未亡人の計4種が存在します。さらに、オーストラリアには「レッドバック」など他の未亡人クモが生息しています。
予防・対処法
茶色の未亡人クモに噛まれないための基本は、蜘蛛が好む場所に裸手で触れないことです。木材の山、石の山、ゴミ置き場、家の暗い部分、棚の裏、地下室などは注意が必要です。収納していた衣類や布団を取り出す際は、必ず蜘蛛が潜んでいないか確認しましょう。これが蜘蛛に噛まれる最も一般的なシチュエーションです。
咬傷時の対処
もし噛まれた場合は、まず患部を清潔に洗い、患部を安静に保ちます。痛みや腫れが強い場合は、冷やすと症状が和らぎます。症状が重い(激しい痛み、呼吸困難、血圧上昇など)と感じたら、速やかに医療機関を受診してください。
