茶色の世捨て人クモの咬傷の治療と対処法

症状

茶色の世捨て人クモに噛まれると、最初は針で刺したような感覚か、全く感じないこともあります。2〜8時間後に症状が現れ、筋肉痛や痙攣、寒気、発熱、吐き気、かゆみ、発汗などが起こります。噛まれた部位の皮膚は硬くなり、赤や紫の輪が現れます。炎症や感染が進行し、組織壊死(壊死)を起こすこともあります。稀に黄疸、腎不全、痙攣、昏睡、最悪の場合は死亡に至ることもあります。

初期処置

1. 噛まれた部位を石鹸と水で洗浄します。

2. 腫れを抑えるために冷湿布や氷嚢を当て、患部を高く保ちます。

3. 市販の鎮痛剤を服用して痛みを和らげます。

※ 切開や吸引などで毒を取り除こうとしないでください。加熱やステロイド系軟膏(ヒドロコルチゾン等)も使用しないでください。

できるだけ早く救急医療を受けましょう。その際、年齢・体重・既往症・服用中の薬・噛まれた場所と時間を伝え、可能であればクモを安全な容器に入れて医師に見せると診断がスムーズです。

医療処置

医師は疼痛緩和のための鎮痛剤や、炎症を抑える抗ヒスタミン薬を処方することがあります。感染が疑われる場合は抗生物質が投与されます。膝や肘など関節付近の噛み跡は、サポーターで固定し、患部を上げることが推奨されます。

破傷風予防接種が最新であるか確認し、必要に応じて破傷風ワクチンを接種します(CDCはクモの噛み傷でも破傷風菌が混入する可能性を指摘しています)。

組織壊死が起きた場合、凹みや大きな瘢痕が残ります。重症例では形成外科手術や皮膚移植が必要になることがあります。病変や潰瘍の治癒には最大で6週間かかります。

茶色の世捨て人クモの特徴

茶色の世捨て人クモは米国中西部・南部に分布し、背中にバイオリン形の模様があることから「バイオリン蜘蛛」や「フィドルスパイダー」とも呼ばれます。目は6つで、ほとんどのクモが持つ8つより少ないです。

乾燥した木材、岩、落ち葉の山などの隠れた場所を好み、屋外で見かけることが多いです。屋内に侵入した場合はクローゼットや隅、靴や衣類の中など暗い場所に潜むことがあります。攻撃的ではなく、刺激されたとき(例:靴の中に踏み込んだ)に噛むことがあります。

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