サソリ咬傷の治療と対処法

症状

軽度の場合、刺された部位に腫れ、赤み、灼熱感、しびれや熱感が現れます。
バークサソリ(ニューメキシコ州、アリゾナ州、カリフォルニア側コロラド川流域に生息)の咬傷は、成人では血圧上昇、筋肉の痙攣、倦怠感、呼吸困難、二重視、痙攣、麻痺、異常な眼・首・頭の動き、心拍数増加などの症状が出ることがあります。
子どもでは筋肉の痙攣、発汗、よだれ、落ち着きのなさ、泣き止まない、頭・首・眼の異常な動きがみられます。

冷却処置

1. 刺された部位をぬるま湯と石鹸で洗浄します。
2. 布に包んだ氷または市販の冷却パックを10分間当て、痛みと腫れを和らげ、毒の拡散を遅らせます。
3. 10分経過したら取り外し、さらに10分間休ませてから再度冷却します。
※循環障害がある場合は冷却時間を短くしてください。
※刺傷後2時間以内に冷却を開始することが重要です。

鎮痛剤と軟膏の使用

市販の鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェン)は痛みの緩和に有効です。呼吸抑制の恐れがある鎮静剤や麻薬系鎮痛薬は避けてください。局所用の麻酔・抗ヒスタミン・ステロイド配合クリームや軟膏も腫れや痛みの軽減に役立ちます。

入院と抗毒素治療

重症例では入院や抗毒素(アンチベナ)投与が必要です。入院中は筋痙攣止めの鎮静剤や点滴で血圧・痛みを管理します。抗毒素はサソリの毒を中和しますが、従来使用されていた動物性タンパク質製剤は重篤な副作用を起こすことがあります。現在は新しい抗毒素が開発中で、投与後4時間以内に有効性が確認されています。

予防策

・岩や木の山など、暗く湿った場所を避けましょう。
・ドア・窓周りの隙間を塞ぎ、定期的に掃除機をかけて隅や天井のクモの巣を除去します。
・屋外では必ず靴を履き、キャンプやハイキング時は長袖・長ズボンを着用します。
・サソリが多い地域では、衣類や靴を履く前に必ず叩いて中の確認を行いましょう。

注意喚起

稀にサソリ咬傷に対して重篤なアレルギー反応が起こることがあります。じんましん、呼吸困難、嘔吐や吐き気などの症状が現れたら直ちに医師に連絡してください。子どもが咬傷した場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

クモ咬傷 - 関連記事