アリゾナ州のダニ:種類・ライフサイクル・感染症と予防策
ダニはクモ形綱に属し、ダニやクモと近縁です。哺乳類、爬虫類、鳥類の血液を吸う外部寄生虫で、世界で約850種が確認されており、アリゾナ州だけでも25種以上が生息しています。米国ではダニが人への感染症の主要な媒介者とされており、咬まれると唾液中の病原体や毒素が体内に移行します。
主な種類
- ロッキー・マウンテンウッドダニ(Rocky Mountain wood tick)
- ブラウンドッグダニ(brown dog tick)
- アドビダニ(adobe tick)
ウッドダニとドッグダニは硬ダニ(Ixodidae)に属し、背部に硬い甲羅があります。数時間から数日間宿主に付着し血液を吸います。病原体の伝播は主に餌を満たした後に起こります。アドビダニは軟ダニ(Argasidae)で、丸みを帯びた柔らかい体形が特徴です。餌摂取は1時間未満で終了し、感染は数分以内に起こります。
ライフサイクル
ダニは卵、幼虫(6本脚)、若虫(8本脚)、成虫の4段階を経ます。各段階で宿主の血液が必要です。卵から孵化した幼虫は血液を吸い、脱皮して若虫になります。成虫になると血液を吸い、雌は最大5,000個の卵を産みます。どの段階でも数か月間餌を取らずに生存可能です。
感染症
ダニは血液を吸いながら水分を抽出し、再び宿主に注入します。ウイルス、細菌、原虫、リケッチアなど多様な病原体を媒介します。アリゾナ州で最も一般的なダニ媒介病はロッキー・マウンテン斑点熱(RMSF)です。主に犬が宿主ですが、ブラウンドッグダニは人にも咬みます。また、北部の低木地帯に生息するウッドダニもRMSFを保有しています。
予防策
アリゾナ州でダニ対策を行うには、ペットを定期的にチェックし、ピンセットで除去します。芝生は短く刈り、家の周囲や庭の端の枝葉や木材の山を取り除きます。長い草や雑草の中を歩くのは避け、ズボンの裾は靴下に入れ、明るい色の服を着てダニを目視しやすくし、ダニ忌避スプレーを使用してください。
