ダニが媒介する主な5つの疾患

近年、遠隔地に住宅を建てる人が増えるにつれ、ダニ媒介疾患の発生が増加しています。ダニに刺されるのは主に春から夏にかけて屋外で過ごす時間が長くなる時です。代表的なダニ媒介疾患は以下の5つです。

ロッキー山斑点熱

ロッキー山斑点熱は、1896年にアイダホ州で最初に確認されたダニ媒介疾患です。当初は「黒い発疹」と呼ばれ、皮膚が黒くなる発疹が特徴でした。かつては致死率が高かったものの、現在は抗生物質により治療可能です。

ライム病

ライム病は1970年にコネチカット州で初めて報告され、現在はハワイ州を除く米国全土でダニを通じて広がっています。細菌感染で、放置すると心臓や神経系、関節に障害を及ぼすことがあります。主な症状は発熱、頭痛、発疹、倦怠感です。

バベシア症

バベシア症はダニにより全世界に拡散する寄生虫が原因です。感染しても無症状のままの場合もありますが、重症化して死に至ることもあります。早期に診断できれば薬物治療で回復が期待できます。

タラレミア

タラレミアは報告例の約2%が致死的とされる疾患です。症状は発熱、寒気、頭痛、下痢、関節痛、咳、倦怠感など多岐にわたります。抗生物質で治療可能です。

エールリチア症・アナプラゾーシス

エールリチア症とアナプラゾーシスは、ダニが媒介する二種類の細菌感染症です。インフルエンザ様の症状に加えて皮疹が出ることがあります。治療せずに放置すると致死的になるか、内部臓器に損傷を残す恐れがあります。

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