ダニ媒介性再発熱とは?
概要
ダニ媒介性再発熱(Tick‑borne relapsing fever)は、軟ダニ属Ornithodorosが媒介するボレリア属(Borrelia spp.)による細菌感染症です。ダニに吸血された際に細菌が人へ移ります。
症状
- 突然の高熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感
- 熱は通常3〜10日続き、数回にわたり再発(再発熱)することがあります
- 嘔吐、悪心、発疹、関節痛などを伴うこともあります
感染経路
- 感染した軟ダニ(Ornithodoros spp.)に刺される
- 感染者の血液や血液製剤の輸血
- 母体から胎児への先天的感染
治療法
- ドキシサイクリン、ペニシリン、エリスロマイシンなどの抗生物質投与
- 症状緩和のための対症療法
予防策
- ダニが多い地域への立ち入りを避ける
- DEET含有の虫除けを使用する
- 長袖・長ズボンなどの防護服を着用し、ズボンは靴下に入れる
- 屋外活動後は体や衣服をチェックし、ダニが付着していれば速やかに除去する
まとめ
ダニ媒介性再発熱は致死率は低いものの、重篤化することがあります。早期の診断と適切な抗生物質治療が合併症や再発を防ぐ鍵です。感染リスクがある地域に旅行する際は、上記の予防策を徹底しましょう。
