ティックの種類

ダニはクモやダニと同じ節足動物門クモ綱に属し、体にしっかりと付着して血を吸うため、ライム病やロッキー山斑点熱などの感染症を最も効率的に媒介する生物の一つです。飛んだり跳んだりはせず、草や低木から宿主に這い上がります。硬殻ダニは数百種あり、特に以下の4種が一般的です。

アメリカイヌダニ(American Dog Tick)

別名ウッドダニとも呼ばれ、最も一般的なダニです。主に4月から6月に活動が活発になり、ロッキー山斑点熱、ツラレミア、エリヒア症などを媒介します。森林、公園、荒れ地、牧草地に生息し、人間やアライグマ、犬などを吸血対象とします。体色は赤茶色でクモのような外観を持ち、雌は頭部の後ろに銀色の斑点、雄は背中に銀色の線があります。

ロンスターダニ(Lone Star Tick)

小型のダニで、4月から7月末までが活動期です。体色は淡い茶色で見つけやすく、雌は背中の中央に白い斑点があります。人間や動物に吸血し、ロッキー山斑点熱やエリヒア症に加え、南部ダニ関連発疹感染症(STAR)を広げることがあります。

シカダニ(Deer Tick)

黒足ダニとも呼ばれ、最も小型のダニです。春には幼虫が動物や人間を、秋になると成虫がシカを主に吸血します。体色は濃い赤茶色で森林地帯に多く見られ、米国中州部で特に頻繁に見られます。主にライム病の媒介者として知られています。

ブラウンイヌダニ(Brown Dog Tick)

別名ケンネルダニで、主に犬の耳や足の間を吸血します。熱帯性のダニで、米国の寒冷地では冬季に活動が低下しますが、屋内で繁殖・成熟できるため、家庭や犬舎の隙間、カーペット、家具の下、壁や寝具などで見られます。人間への吸血や病原体の保有は稀ですが、一度に3,000個以上の卵を産むため、繁殖力が高く厄介です。

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