ライム病とALS(筋萎縮性側索硬化症)の兆候と症状は?

発疹(Rash)

CDC(米国疾病予防管理センター)によると、ライム病患者の約70〜80%が、感染したダニに刺された3日から30日以内に発疹(紅斑性遊走性斑、EM)を呈します。円形で直径12インチ(約30cm)に達することもあり、中心部が無色になるため的のような外観になります。一方、ALS(筋萎縮性側索硬化症)では皮膚に発疹や色素変化はほとんど見られません。

疲労(Fatigue)

発疹が現れる同時期に、ライム病では倦怠感に加えて頭痛、寒気、発熱、リンパ節腫脹が起こります。これらの症状は抗菌治療により数週間で改善します。ALSでも疲労感は生じますが、最初は特定部位の筋力低下として現れ、時間とともに全身へ広がり、進行性の衰弱へと変化します。

筋肉の合併症(Muscle Complications)

ライム病でも筋肉の硬直や痙攣が起こり、特に顔面神経麻痺(ベル麻痺)や首のこりが報告されています。ALSでも初期に筋肉の硬直、痙攣、筋束振戦が見られ、腕・脚・顔面に及び、嚥下や発声が困難になることがあります。違いは、ライム病の筋肉症状は治療で改善するのに対し、ALSの症状は徐々に全身へ拡大し、進行性に悪化します。

関節痛(Joint Pain)

治療が遅れると、ライム病は間欠的な関節炎を引き起こし、特に膝など大関節に激しい疼痛と腫脹が生じます。ALSでも初期に関節の使いにくさが見られますが、疼痛よりも手指の細かな運動障害が中心で、関節自体の炎症は少ないです。

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