フェコリス(糞石)とは?原因・症状・予防と治療法
フェコリス(糞石)とは
フェコリス(英: faecolith、fecalith)は、腸内で硬く乾燥した糞便の塊が形成された状態を指します。主に高齢者や糖尿病、パーキンソン病などの基礎疾患を持つ方に見られます。
形成のメカニズムと主な原因
腸内で便が長時間滞留し、脱水や硬化が進むと糞石ができやすくなります。主な要因は次のとおりです。
- 便秘
- 下痢後の便の急激な変化
- 脱水状態
- 一部の薬剤(例:鎮痛剤、抗コリン薬)
- 消化管の機能障害を伴う疾患
サイズと形状
糞石の大きさは小さなビー玉程度から、グレープフルーツほどの大きさまでさまざまです。単独で存在することもあれば、複数が連結していることもあります。
主な症状
糞石が腸内にあると、以下のような症状が現れることがあります。
- 便秘
- 腹痛
- 膨満感
- ガス溜まり
- 吐き気・嘔吐
これらの症状が続く場合は、医師の診察を受けて糞石の有無を確認しましょう。
診断と治療
診断は主に画像診断(X線、CT)や直腸診で行われます。治療法は以下の通りです。
- 水分摂取の増加
- 食物繊維を多く含む食事
- 下剤や浸透圧性下剤の使用
- 手技的除去(手で糞石を取り除く)
- 重症例では外科手術による除去
予防策
糞石は予防が最も重要です。日常生活でできる予防策は次のとおりです。
- 十分な水分(1日2リットル程度)を摂取する
- 食物繊維(野菜、果物、全粒穀物)を積極的に摂る
- 適度な運動で腸の動きを活性化させる
- 便秘を放置せず、早めに対処する
- 基礎疾患は医師と連携して管理する
糞石について不安がある場合は、遠慮なく医師に相談してください。
